名古屋市立北高等学校校歌

 私達の校歌の素晴らしさ…それは何をおいても新鮮な感覚に満ちあふれていることがあげられる。作詞は愛知県立大学元学長国文学、殊に和歌研究の権威であり、歌人でもあられる山崎敏夫先生である。伝統的な詩の形態の上に、新鮮な感覚の盛られたこの歌には、いわゆる校歌の持つしかつめらしさや、こじつけによる学園讃美は全くない。それはどこでも、どんな時でも気軽に、校歌の二字を意識しないで歌うことができる。五音七音という万葉以来の独特の韻律を踏まえながら、濃尾平野の発展と大自然との調和を基調とする、その近代的な詩心は、従来の校歌の詩歌には全く発見できなかったところのものである。そしてその詩語は平井康三郎先生の曲を得て、ますます発揮されていくのである。
 先生の曲には、日本の伝統的な音楽が脈々と流れており、歌曲「平城山」は余りにも有名である。そうした先生の叙情が、だれにでも歌うことができ、簡素で、力強い表現になったものである。私達の校歌は、このお二人の先生を得て、ようやく私たちの開拓精神が開眼したと言っても過言ではない。

名古屋市立北高等学校校歌                 作詞 山崎 敏夫
              作曲 平井康三郎

  1.国原(くにはら)を 遠くかこむ

    山々は 春を呼びあう

    渾身の 若きわが生命(いのち)

    ここに歌い ここに学ぶ

    われらの しあわせ 名古屋北高


  2.坦々(たんたん)と 道は光り

    野を越えて 街(まち)はのびゆく

    質実は 日々のわが契(ちか)い

    ここにつどい ここに学ぶ

    われらの よろこび 名古屋北高


  3.大空は 高く青く

    かがやかに 生気地(せいきち)に満つ

    剛健は つねにわが誇り

    ここにたたえ ここに学ぶ

    われらの 光栄(こうえい) 名古屋北高

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